不適切な番組演出が問題となっていたフジテレビ系クイズ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』(毎週土曜 後7:00)について、BPO放送倫理検証委員会は18日、放送倫理違反があったと判断する意見を公表した。
同番組は俳優の佐藤二朗が司会を務め、100人の一般公募の参加者の中から選ばれた1人のチャレンジャーが、ブロッカーとなった残り99人の参加者を相手に早押しで対決するクイズバトル。100人の出場者を集めて収録すべきところ、人数が不足した際に解答権のないエキストラを番組に参加させていたことが問題となり、2020年4月4日に同局が謝罪した。同5月末には放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議入りが発表されていた。
委員会は「本件番組が解答権のないエキストラを出場させていたことは、番組が標ぼうしている『1人対99人』というコンセプトを信頼した多くの視聴者との約束を裏切るもの」と指摘。また、NHKと日本民間放送連盟が1996年に定めた『放送倫理基本綱領』の「放送人は、放送に対する視聴者・国民の信頼を得るために、何者にも侵されない自主的・自律的な姿勢を堅持し、取材・制作の過程を適正に保つことにつとめる」という規定に触れ、「制作過程の重要な部分を制作者たちが十分に共有していなかった点において、その過程が適正に保たれていなかったと言うべきであるとして、本件番組には放送倫理違反があったと判断した」と述べている。
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