「石鹸」を使っていますか?SDGsなどの広がりから、最近見直されている石鹸。実は石鹸の歴史は古く、紀元前3000年、古代ローマ時代から使われていたそうです。
近年深刻化している水質汚染やマイクロプラスチック問題。少しでも問題解決に向かうために、食器用洗剤を変えることから始めてみるのはいかがでしょうか。
今回は食器洗いに使える「固形石鹸」、「液体石鹸」、「粉石鹸」を使い比べてみました。
使いやすさや泡立ち、汚れ落ち、匂いが残らないかなどをチェックしていきたいと思います。
スポンジは「セルロース」と食器洗いクロスを使用
せっかくなので、スポンジも環境に優しい、マイクロプラスチックを流さないスポンジを使用しました。セルロースという、土に埋めると自然分解されるスポンジです。さらにコーヒーの麻袋を再利用した食器洗いクロスも併せて使いました。
ちなみに右は水で膨らむタイプのセルローススポンジ。吸水性が高いので机のちょっと拭きにも使えます。油汚れに強いのが嬉しいですね。
その1:コスパ最高!気兼ねなく使える固形石鹸
今回使ったのはシャボン玉石鹸の食器用石鹸。泡切れがよく、油もスッキリ落とせるのだとか。香料や着色料なども使用しない、99%脂肪酸ナトリウムで作られた無添加の石鹸です。
敏感肌の人でも使えるのが嬉しい。食器洗いだけでなく、まな板やスポンジ、ふきんの除菌にも使えますよ。そのまま使うのは難しいので、石鹸ネットに入れて使ってみました。泡立つスポンジでないと難しいかなと思いましたが、水を含ませたスポンジでこするようにすると泡が出現。泡切れがとても良いですね!ふきんや食器洗いクロスを、そのままこすりつけて除菌できるのもとても便利でした。
匂いがなく、気兼ねなく使えるのが魅力
匂いはほぼなし。汚れ落ちも良かったです。ただ、べたっとした油ものはやや落ちにくいかもしれません。パスタソースなどは事前にふき取っておくのがポイントです。
ふきんなど、つけ置きで除菌する場合は、石鹸を削って溜めたボウルの中で溶かして使えばOKとのこと。
使い方次第では大活躍してくれそうです。何より安いので気兼ねなく使えます。
その2:使い勝手ナンバーワン!液体石鹸
今回使ったのはパックスナチュロン「台所のせっけん」。植物油脂を原料にした無香料・無着色の石鹸です。汚れをしっかり落とすのに泡切れが良い、ポンプ式の液体石鹼です。こちらも環境にやさしいだけではなく、肌への負担も少ないのがありがたい。使い方は、スポンジに1~2プッシュするだけでOK。
やはり液体は使いやすいです。汚れ落ちも充分です。泡立ちやすく、しかもなくなったらすぐに付け足せるのがポンプ式の便利なところ。
使いやすい!万能な液体石鹸
今回使った液体洗剤はちょっと匂いがしましたが、お皿を軽く干してからしまえば問題ないです。気になる方は換気扇を回すと良いでしょう。
ひとりでの朝ごはん後など、量が少ないけど洗うのが面倒な時ってありませんか?そんな時、手洗いついでにスポンジやクロスに1プッシュ。サクッと洗えるので、洗い物を溜めずに済みそうです!
面倒くさがって汚れ物を放置して溜めて、さらにいやになる悪循環にはまり込むとつらいですからね……実体験です。
その3:昔懐かしい?応用度ナンバーワンの粉石鹸
小学校で見かけていた粉石鹸。今回使用したのは純石鹸99.9%、「サンダーレッド」です。一切無添加なのだとか。洗浄力の源は大豆の油。言われてみれば大豆色です。クリップが付属しているのが便利ですね!
肌にも環境にも優しいので食器洗いはもちろん洗濯にも使えます。ちなみに保育の現場や学校給食でも使われているのだとか。
粉石鹸は溶かして使うので、食器洗いの前に準備が必要です。100 ccの水に大体小さじ1、 2.5グラム程度を溶かして泡立てるようにして使用します。
洗浄力がかなり強い!さっと落ちますしぬるつきも残りません。油汚れもしっかり落とせましたよ。
高い洗浄力で汚れをガンガン落とせる
溶かすのは若干手間かな?とは思いますが、掃除や洗濯にも使える用途の幅広さが魅力。食器洗いに余った粉石鹸で、ついでにシンクを掃除したところ、こちらもかなりすっきりしました。
今回480グラムを買ったのですが使い切るまで何ヶ月かかるのでしょう。一度買えばかなり保つので、コスパも悪くないと思います。
「プリン状石鹸」といって、粉石鹸をぬるま湯と混ぜて放置し、ゲル状に固める活用法も人気のようです。ガス台の汚れまでキレイにしてくれるそうです!こちら作るのは失敗したのですが……ガス台の油汚れがあっという間に落ちました。
粉石鹸は水温が低いと溶けにくく、石鹸カスが出る場合があるので、ご注意くださいね。
食器洗い用石鹸を使うコツとは?
食器洗い用の石鹸、普通の洗剤に比べるとどうしても洗浄力が弱い部分が出てきます。あまりにひどい油ものは、あらかじめ拭き取りしておくのがおすすめ。
また、石鹸カスの付着やぬめりが出ることもあるので、しっかりとすすぐことがポイントです。とはいっても、中華やカレーなどでなければ、最後にやや丁寧にすすぐ程度で大丈夫です。
ちなみにセルローススポンジは水含みがとても良い分、すぐに泡が流れてしまう弱点があります。そのぶん油汚れ等もすぐに抜けるので、長く使えそうです。
先日記事にした食器洗いクロスと併用することで、洗い物が一気にスムーズに!クロスは折り曲げると細かいところが洗えて便利ですよ。
エコな洗剤で環境に優しいキッチンに変身!
すっかり最強エコになった我が家のキッチン。ついで掃除の機会が増えたので、なんだか普段よりキレイになってきました。
ちょっとした心がけで、環境に配慮した生活ができるもの。食器洗いに石鹸、ぜひお試しください!
取材・文/宇野なおみ
May 15, 2022 at 03:32PM
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固形、液体、粉、食器洗い用のエコ石鹸で一番汚れが落ちるのはどれ?|@DIME アットダイム - @DIME
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