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【「青天を衝け」外伝 渋沢栄一を動かした言葉】渋沢栄一が「憤り」を感じた理不尽な厳命 地元・岡部藩代官がいきなり「金500両、申し付ける」 - ZAKZAK

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【「青天を衝け」外伝 渋沢栄一を動かした言葉】渋沢栄一が「憤り」を感じた理不尽な厳命 地元・岡部藩代官がいきなり「金500両、申し付ける」 (1/2ページ)

 渋沢栄一は、専門の農業はもちろん、経理にも明るい向学心の強い真面目な父と、慈愛あふれる優しい母に育てられ、経済的にも何の問題もない裕福な豪農の家に生まれた。親戚には、当時の大インテリで、いろいろと教えを請うた尊敬すべきいとこ、尾高惇忠(おだか・じゅんちゅう)や、いつも行動をともにし、いとこで大親友の渋沢喜作らと、幸せで活発な少年時代を送っていた。

 しかし、やがて世の中の仕組みに深い疑問を持つ大きな体験をすることになる。「疑問を持った」だけではなかった。「そのこと」にこれまでにない激しい「憤り」を感じたのである。

 栄一17歳の時であった。

 彼は、地元・深谷の血洗島(ちあらいじま)を治めていた岡部藩の代官から突然の呼び出しを受けた。栄一はその日、病床にいた父の名代として代官屋敷に赴いたのだが、その栄一に、代官はいきなり「金500両、申し付ける」と厳命した。

 「自分たちは真面目に働いて、年貢もきちんと収めているではないか。そのわれわれに、このうえさらに、巨額の出金を、いきなり、無理やり、しかも説明もなしに命じるとは何事か!」

 17歳の無垢(むく)な栄一の腹は、その理不尽さに燃えた。しかし、栄一は「今日は父の名代として出席しているため、即答はできかねる。帰宅して、父の指示を受けたうえで改めて出頭する」ときちんと答えた。

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