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韓国BTSの世界戦略 グラミー逃すも米国で存在感 - 産経ニュース

2020年11月20日にソウルで開催されたニューアルバムを宣伝する会見のBTS(ロイター)
2020年11月20日にソウルで開催されたニューアルバムを宣伝する会見のBTS(ロイター)
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 米音楽界最高の栄誉とされる「グラミー賞」が15日(日本時間)、発表され、長崎県出身のドラマー、パーカッショニストの小川慶太さんが2度目の受賞となった。今回は韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」の「Dynamite(ダイナマイト)」がノミネートされ注目されたが、受賞はならず。それでも、アジアのグループが前哨戦でここまで注目されたのは異例のことだった。米のヒットチャート、ビルボードで1位を獲得するなどBTSが成功した背景には、グローバルな戦略があった。(道丸摩耶)

最初から海外志向

 そもそも米国や日本に比べて人口が少ない韓国では国内市場が小さいため、海外の市場を狙わないとエンターテインメント業界が成り立ちにくいという事情がある。韓国では、映画や音楽など自国文化の“輸出”を国が後押ししており、財政的な支援も受けられる。

 昨年のカンヌ国際映画祭では映画「パラサイト 半地下の家族」が韓国映画初のパルムドール(最高賞)を受賞した。

 音楽評論家の今泉圭姫子(けいこ)さんは「CDが売れなくなり、国外を視野に入れないと成り立たないという危機感から、配信文化もSNSも日本よりずっと早く広まった」と話す。BTS以外にも米ビルボードのチャートで上位に入った韓国発のグループはいくつもあり、層の厚さと海外志向は韓国の音楽シーンの特徴となっている。

メッセージ性

 BTSは2013年に、「防弾少年団」として韓国でデビュー。当初はヒップポップ色の強い楽曲を打ち出していた。米国で合宿し現地のヒップポップアーティストから教えをこう様子を米国のリアリティー番組で放送したり、ワールドツアーに密着した映像を映画として全世界で公開したりと、楽曲だけでなくメンバーの素顔も積極的に発信してきた。

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