現在高校3年生の将棋の藤井聡太二冠が、「将棋に専念したい」として、1月末、通っていた名古屋市内の高校を自主退学していたことがわかりました。
藤井聡太二冠(18)は去年の夏に、将棋の八大タイトルのうち「棋聖」と「王位」を立て続けに獲得して、史上最年少で「二冠」となりました。
藤井二冠は現在、名古屋大学教育学部附属高校の3年生で、卒業の時期が間近ですが、日本将棋連盟によりますと「二冠」達成後の去年秋から高校を自主退学したい意向を学校側に伝え、話し合いを進め、1月末をもって正式に退学したということです。
藤井二冠は、退学を決めたことについて、「タイトルを獲得できた事で将棋に専念したい気持ちが強くなりました。秋に意思を固め、数回学校と話し合いをしたうえ、1月末日付で退学届けを提出いたしました。一層精進していく所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます」とコメントしています。
藤井二冠は、ことしに入ってからも、棋士のランクを決める「順位戦」で1つ上の組への昇級を決めたほか、「朝日杯将棋オープン戦」で3回目の優勝を果たすなど、めざましい活躍を見せています。
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