第14回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦準決勝が11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで行われ、藤井聡太二冠=王位・棋聖=(18)が渡辺明名人(36)=棋王・王将と合わせ三冠=に、三浦弘行九段(46)が西田拓也四段(29)にそれぞれ勝った。藤井二冠と三浦九段が午後の決勝で対戦する。
昨年7月に1次予選が開幕し、2次予選と本戦を経て、この日の準決勝を迎えた。渡辺―藤井戦は、先手の渡辺名人が相懸かりを採用。積極的な仕掛けでペースをつかんだが、藤井二冠が終盤で劇的な逆転勝ちを収めた。三浦―西田戦は、西田四段の三間飛車に居飛車穴熊で対抗した三浦九段が勝った。
準決勝と決勝は例年、公開対局として行われているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年は無観客での開催となった。棋譜と大盤解説会は朝日新聞デジタル(https://www.asahi.com/shougi/)で中継される。
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