作家の村上春樹氏(72)が14日、都内のTOKYO FMホールで、自身がDJを務めるTOKYO FMの番組「村上 RADIO」のライブイベント「MURAKAMI JAM いけないボサノヴァ」を開催した。
村上氏は、この日、出演したギタリスト村治佳織(42)に「どれくらい練習するんですか?」と尋ねた。村治が「4~5時間。最近はメリハリを付けようと思ってレコーディングの後は何日か弾きません」と答えると「小説家の良いところは、練習しなくていいところ。原稿の練習などしたことがない」と語った。
ともに司会を務めた坂本美雨(40)から、作品を書くことで練習になるのでは? と話を向けられると「原稿料をもらっているので、練習じゃない。好きなこと」と答えた。さらに「締め切りがないと書けない人もいるけど、僕は好きな時に書いている…特殊ですね」と笑った。
この日のライブのテーマは、ブラジルの音楽ボサノバだった。第一人者で、10歳までブラジルに住んでいた小野リサ(58)がポルトガル語で4曲を歌唱すると、村上氏は「本当に素晴らしい。ポルトガル語は、きれいでボサノバに合っていますよね。スペイン語で歌うと、全然違う。フワッとしたリズムが、実に合っている」と満面の笑みを浮かべた。
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