言語文化論のロングセラー「ことばと文化」(岩波新書)や「武器としてのことば」(新潮選書)を著した言語社会学者で慶応大名誉教授の鈴木孝夫(すずき・たかお)さんが10日、老衰のため死去した。94歳。葬儀は親族で営む。
東京生まれ。1947年慶大医学部入学。文学部へ移籍し、イスラム学者の井筒俊彦に師事。10近くの言語に通じ、英米露など5カ国で研究員、客員教授。
言語と文化をめぐる深い洞察に基づき、米国模倣・英語万能のグローバル化を批判。日本語の国際化と日本文化の発信強化を説いた。環境保全に関心を払い、資源の浪費や物の使い捨てを戒めて「ミニマム生活」を提唱。「日本野鳥の会」の顧問も務めた。
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