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ボディソープや洗顔フォームが主流になってきた今なお、根強い人気を誇る固形石鹸。肌のことを考え、なるべく無添加のものを……と思っている人も多いはず。今回は、そもそも無添加とはどういう意味かをおさらいしたのち、編集部おすすめの固形石鹸をご紹介。シンプルな製品に惹かれる自然派のあなたも、敏感肌のあなたも、子どもと一緒に使いたいママやパパも、ぜひ参考にしてみて。
「無添加」の表示にルールはない!
重視することを明確にして選ぼう
無添加が謳われる代表的な成分は、着色料・香料・アルコール・パラベン・鉱物油など。しかし石鹸をはじめとする化粧品の表示ルールにおいて、「無添加」と表示すべき成分は決まっていない。つまり、添加していないあらゆる成分をアピールするだけで「無添加」と謳うことができる。
商品説明等で無添加と表示している場合、特定の成分に敏感な肌のために低刺激性を考慮した結果、成分構成がシンプルになっていることがほとんど。しかし中には「無添加=なんとなく肌によさそう」というイメージを狙って、無理にアピールしている製品も存在する。
どの製品も基本的には安全性を担保したうえで販売しているうえに、無添加の成分の代わりに代替品が使われていることもある。例えば防腐剤のパラベンを使わない代わりにフェノキシエタノールの量を増やしたり、はたまた代替品を入れずに推奨の使用期限を短くしたりすることも。配合されている成分や組み合わせには必ず何かしらの意味があるので、自分にとって何が大切かをしっかり見極めよう。
固形石鹸の製法と特徴も、選び方の参考に
無添加成分だけでなく、固形石鹸の場合は製法を確認するのがおすすめ。固形石鹸の製法は、主に「けん化」「中和」の2種類あり、特徴も異なる。
けん化法は油脂そのものをアルカリで加水分解する製法で、伝統的な窯炊き製法も含まれる。製造過程で保湿成分のグリセリンが残り、しっとりと洗い上がる。
中和法は、油脂をあらかじめ脂肪酸とグリセリンに分解し、脂肪酸だけをアルカリと反応させる製法。グリセリンが残らないため、保湿成分を別で添付することが多い。
さらに2種類の製法によって出来上がった「石鹸素地」を固める方法も2つに分かれる。「枠練り法」はしっとりとした洗い心地が特徴だが、水分を多く含むため型崩れしやすいのが弱点。一方「機械練り法」は泡立ちがよく変形しにくいが、しっとり感は枠練り法に叶わない。
成分だけでなく、使い勝手の好み・肌の状態に合わせて製法をチェックすると、自分にとって理想の固形石鹸を見つけやすくなるはず。
顔・全身・髪に使えるものも!
固形の無添加石鹸おすすめ10選
何かしらの無添加を謳っている固形石鹸の中から、編集部のおすすめを10選ご紹介。無添加成分はそれぞれ異なるので、ニーズに合わせてチェックして。
松山油脂 Mマークシリーズ 無添加せっけん
昔ながらの製法で、100時間かけて焚き上げた石鹸素地を使用。ほかに配合されているのはトコフェロールのみで、合成界面活性剤・鉱物油・香料・着色料・防腐剤は無添加。豊かに泡立ち、顔から体まで全身に使える。
カウブランド 無添加せっけん
天然油脂から約一週間かけて釜で焚き上げた、こだわりの国産石鹸素地100%。油脂由来の天然保湿成分が含まれているので、すっきり洗いながらも肌のうるおいを保つ。着色料・香料・パラベンなどの防腐剤・品質安定剤に加えて、アルコールも無添加。
ミヨシ 無添加 白いせっけん
精製度の高い食品用の天然油脂を使用した、本釜焚き製法の純石鹸。うるおい成分を含んでいるから、洗い上がりはしっとり。敏感肌の人はもちろん、赤ちゃんからお年寄りまで、家族みんなで使える。
シャボン玉浴用 100g
「無添加」に徹底的にこだわり、成分は石鹸素地のみ。顔や体、髪も洗えるほか、ペットのシャンプー用にも使える万能さが魅力的。キメ細かく弾力のある泡立ちで、やさしく汚れを落とす。※2022年9月1日より159円
無添加石鹸本舗 釜焚き 米ぬか石鹸
オリーブ油・ヤシ油・大豆油などの植物混合油にアルカリを反応させて作った石鹸素地に、合鴨農法で丁寧に育てた兵庫県産の米ぬかをプラス。それ以外の成分は無添加で、顔から体、髪まで全身に使用可能。薪を使って3日かけて焚き上げた後、3か月ほど長期乾燥・熟成させることで崩れにくい仕上がりに。
ノブ ソープ D
1987年の発売以来、多くの敏感肌を支えてきたノブのソープD。きめの細かいやわらかな泡が、デリケートな肌をやさしく洗いつつもうるおいをキープ。無添加でも保湿を重視したい人におすすめ。
白雪の詩
成分は脂肪酸ナトリウムのみで、添加物は一切不使用。パームとパームの核油だけを原料に、中和法で作った純粋な石鹸分だけを機械練りで仕上げている。顔や体にはもちろん、食器や衣類の洗濯にも使える汎用性の高さがウリ。
サボン ド マルセイユ オリーブN
自然派コスメが好きな人におすすめしたい、フランス製の無添加石鹸。オリーブオイル・ヤシ油を主な原料として使用、着色料・防腐剤・人工香料は無添加。泡立ち・泡切れが良いのも美点。乾燥が気になる肌のうるおいを守り、しっとりなめらかな肌に導く。
ミノンスキンソープ
洗浄成分は100%植物性のアミノ酸系で、香料・着色料・防腐剤は無添加。シンプルな処方でありながら、肌のバリア機能を守って洗える。肌に石鹸カスが残りにくい仕様もうれしい。弱酸性だから、赤ちゃんから大人まで使える。
マックス 無添加はちみつ配合生石けん
香料・色素・防腐剤、酸化防止剤不使用で、誰でも使える生石鹸。植物性の石けん素地に、熊本県産のはちみつだけをプラス。きめ細やかな泡立ちでさわやかに洗い、つっぱり感のないしっとりとした肌に。
まとめ
固形石鹸を選ぶときは、何が無添加なのかということのほかに、製法までチェックするのがおすすめ。無添加を謳っている石鹸の中には、顔だけでなく身体や髪にまで使えるものも多数。ひとつあれば何かと役に立つ固形石鹸を、この機会に手に取ってみては?
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July 31, 2022 at 09:00AM
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