ドイツでは、世界3大映画祭の1つベルリン国際映画祭の授賞式が行われ、濱口竜介監督の「偶然と想像」が、最高賞の金熊賞に次ぐ銀熊賞の審査員大賞を受賞しました。
カンヌ、ベネチアと並ぶ世界3大映画祭の1つベルリン国際映画祭は13日、新型コロナウイルスの影響で延期されていた授賞式を市内中心部の特設会場で行いました。
このうちコンペティション部門では、濱口竜介監督の「偶然と想像」が、最高賞の金熊賞に次ぐ銀熊賞の審査員大賞を受賞しました。
受賞スピーチで濱口監督は、出演者やスタッフの名前を1人1人読み上げながら感謝の気持ちを示し、会場から大きな拍手が送られました。
濱口監督は授賞式のあと記者団に対し、「ベルリンの地に直接来て、実感がわいてきた。オンラインでずっとやりとりしていたので、なかなか本当のことと思えなかったが、ようやく重みを感じている」と喜びを語りました。
最高賞の金熊賞は、ルーマニアのラドゥ・ジュデ監督の「バッド・ラック・バンギング・オア・ルーニー・ポルノ」が受賞しました。
ベルリン国際映画祭は今月20日までの期間中、市内各地に設けられた野外の会場で120本以上の作品が上映され、濱口監督の「偶然と想像」は15日から3日間にわたって上映される予定です。
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