佳代さんが15年にわたって勤めてきた老舗洋菓子店は、東急東横線沿線にある。2002年に夫が自死したのち、思春期に差しかかった小室圭さんを女手一つで育て上げた彼女にとって、この職場は暮らしを支えるかけがえのない存在だったはずだ。が、これまでお伝えしてきた通り、佳代さんは目下、店側と真っ向から対立、抜き差しならぬ状況にあるのだ。 あらためておさらいすると6月上旬、佳代さんは職場に「アキレス腱断裂」と記された診断書を持参、同月いっぱいの休業が認められた。ところが7月に入っても出勤せず、現在も無断欠勤が続く。これと並行して佳代さんは労災請求の書類を送付したものの、店側は同意せず、代理人を立てて徹底的に争う構えだという。同店の関係者が言う。 「先日、弁護士同士の話し合いが始まったばかりです。(店の)社長は労災を認めるかどうかではなく、あくまで佳代さんには辞めてもらうという考えです。タイムカードなどの“証拠”を調べ、無断欠勤が続いていることを主張していくつもりでいます」
まさしく“小室母子の行くところトラブルあり”といったところだが、実は佳代さんの長期欠勤は今回が初めてではない。小室さんが渡米した3年前、18年にも体調不良を訴え、医師に「適応障害」と診断されたという。そして、 「18年の春から19年の秋にかけてだったと思います。会社が加入する『東京都洋菓子健康保険組合』に傷病手当金の給付を申請し、佳代さんは1年半にわたって休職中の支給を受けていました」(同) 実際にこの健保組合のホームページによれば、 〈被保険者が業務外の病気やけがの治療のため、仕事につくことができず、給料等をもらえないときは「傷病手当金」が支給されます〉 として、 〈休業1日につき直近12カ月間の標準報酬月額平均額÷30×2/3相当額が支給されます〉 そう記されている。また支給の条件としては、 〈病気・けがのための療養中〉 〈病気やけがの療養のため今まで行(おこな)っていた仕事につけない〉 などと明記されており、支給期間は最長で1年6カ月間。すなわち佳代さんは“フル受給”だったわけである。 特定社会保険労務士の稲毛由佳氏によれば、 「傷病手当金を受け取るのは被保険者本人ですが、在職中は会社が書類を作成し、健保組合に提出するのが一般的です。例えば、1日だけ出勤して給料を受け取った日があれば、その日を除いた日数が申請期間となります」 とのことで、 「傷病手当をもらう人は、けがや病気が治って働ける状態に戻ったら元の職場へ復帰を希望するケースがほとんどです。会社側としても、しっかり休んで療養してもらい、なるべく早く復帰することを期待しているわけです」 佳代さんの金銭トラブルが発覚したのは17年暮れ。翌年2月には眞子さまと小室さんの婚約が延期されている。騒動の“元凶”とはいえ、洪水のように押し寄せる報道で彼女が変調をきたしたのだとすれば、その心中はお察しするほかない。が、一方で佳代さんの知人は、こう明かすのだ。 「洋菓子店を休んで療養していたはずの期間、佳代さんは軽井沢の友人のもとに身を寄せ、住み込みながら仕事に就いていました」
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