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NiziUの後輩ボーイズグループを創出!「Nizi Project Season 2」始動、求める人材は?(会見レポート / 写真12枚) - ナタリー

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ソニーミュージックとJYP Entertainmentの合同オーディションプロジェクト「Nizi Project」のSeason 2が始動。昨日7月12日に行われた記者会見に、J.Y. ParkNiziU、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役の村松俊亮氏が登壇した。

「Nizi Project Season 2」記者会見の様子。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

「Nizi Project Season 2」記者会見の様子。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

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2019年7月から日本国内8都市、ハワイ、LAを含め全10カ所で開催された「Nizi Project Global Audition」には1万人超が応募し、東京合宿、韓国合宿を経て選抜された9名がガールズグループ・NiziUとして2020年12月にメジャーデビューを果たした。Season 2では新たなグローバルボーイズグループのメンバーを発掘すべく、オーディションが行われていく。

J.Y. Park (c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

J.Y. Park (c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.[拡大]

J.Y. Park、NiziUは韓国からのリモートで登場。まずJ.Y. Parkが「おひさしぶり、またもやJ.Y. Parkです」と笑顔で姿を表し、Season 1開始時の心境を、「本当にいろいろ心配しました。果たして優れた人材が現れるだろうか、日本のアイドル志望者にK-POPのシステムがうまく合うだろうか、人々に気に入ってもらえるだろうか、と。でも想像もできない多くの声援を送ってくださって本当に驚きましたし、今でも信じられません」と振り返る。また「『Nizi Project』が始まってから僕は一度も日本に行けてないので、さらに実感が湧きません。僕が日本で有名になったのは本当なのか、とても気になります(笑)」と報道陣を笑わせた。

「Nizi Project Season 2」のNiziペンダント。

「Nizi Project Season 2」のNiziペンダント。[拡大]

続いてSeason 2について説明していくJ.Y. Park。オーディションのプロセスはSeason 1と基本的に同様となり、今回応募の対象となるのは、2023年3月に中学校を卒業予定の男性から、各地オーディションの締め切り時点で満22歳までの男性で、事務所などに所属していないことが条件。少しでも日本語でコミュニケーションが取れることが求められるが、国籍は不問だ。エントリー部門はSeason 1のボーカル部門、ダンス部門、ラップ部門、モデル部門に加えて、新たに作詞・作曲部門が設けられた。最終デビューメンバーは2022年12月に決定し、2023年3月にメジャーデビュー予定。なおSeason 1と同じく評価にはNiziペンダントが用いられる。男性に合わせてアップグレードされたという、新しいデザインもお披露目された。

ここでNiziUの9人も登壇。「振り返って、『Nizi Project』はどんなきっかけになったか」とJ.Y. Parkがメンバーに問いかけると、RIKUは「周りのメンバーやトレーナーの方々、J.Y. Parkさんからの言葉やアドバイスを通して、長所や短所、性格など、自分1人ではわからなかった『自分はこういう人間なんだ』ということを知れるきっかけになりました」と語り、MIIHIは「普段の生活では経験することができない大切なことをたくさん学べたと思います。特に、あきらめずに自分を信じること、仲間を大切にすることは、ありきたりかもしれないですが、すごく大切なことだなと改めて実感しました」と答えた。

NiziUとJ.Y. Park。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

NiziUとJ.Y. Park。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.[拡大]

さらにJ.Y. Parkは「僕はまだ日本に行けてないのでわからないのですが、日本でファンの皆さんの愛情を感じたエピソードを教えてもらえますか?」と質問。MAYUKAは「オンラインイベントが記憶に残っています。こういう状況なので直接はお会いできないですが、オンラインでお会いした際に涙を流してくれるWithU(NiziUファンの呼称)や、応援の言葉をくださるWithUがいて、私たちは本当に素敵な方々に支えていただいてるんだなと実感しました」としみじみと語り、RIMAは「思い出の場所で私たちの曲が流れているのを聴いて、本当にたくさんの方々に愛してもらっているんだなと実感できましたし、オンラインイベントではお友達っぽく楽しくお話しすることができてうれしかったです」と懐古した。これにJ.Y. Parkは「……ヤバいですねえ」と感嘆したようにつぶやき、NiziUを笑わせる。

オーディションへの参加を悩む人に伝えたいことを聞くと、AYAKAは「迷っているなら参加したほうがいいと思います! 結果がわからないので怖いとは思いますが、参加するだけでもいい経験になると思うし、必要なことをたくさん学べるので、ぜひ勇気を出してみてください」と背中を押す。プロジェクトを通して自分の人生が変わったと言うNINAは「自分自身のことをもっと知ることもできるし、できないと思っていた歌やダンスも成長できる可能性がたくさんあるので、新しい自分を見つけたい、新しいことに挑戦したいという方にはぴったりだと思います」とエールを送る。

NiziUとJ.Y. Park。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

NiziUとJ.Y. Park。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.[拡大]

参加者へのアドバイスを求められると、RIOは「真実・誠実・謙虚。オーディションが行われている間だけの話ではないのですが、この3つを心のどこかに置いておくことがとても大事だと思います」と、Season 1でJ.Y. Parkが練習生たちに説いた言葉を引用して語り、MAYAは「参加者同士、一緒に支え合う仲間としてお互いを信じ合ったり高めあったりして、オーディションの期間がいい思い出になったらうれしいなと思います」とコメント。J.Y. Parkは「自信を持って、テニスをやればいいですか?」と、Season 1のスター性審査で斬新な「少し変わったテニス講座」を披露したAYAKAにかけて語り、笑いを誘う。最後にSeason 2を楽しみにしている人々へ、MAKOが「今回はボーイズオーディションということで、また違った『Nizi Project』が見れるのではないかと私たちもすごくワクワクしています。ぜひ私たちと一緒に、新しいグループ誕生の瞬間を見守ってください」とメッセージを送った。

報道陣から、売れるボーイズグループに一番必要なものを問われたJ.Y. Parkは、「ボーイズグループにもガールズグループにも必要なものに違いはなく、いかに自らを表現できるかが大切だと考えています。今は“1人メディア”の時代が到来していて、会社のプロデューサーがイメージを作ったり、加工するのが難しい時代。なので、いかに自分らしさをナチュラルに表現できるのかが重要だと思っています」「アイドルやスターになる人材を見ていると、彼らは歌やダンスが得意な“技術者”ではないと思うんですね。それよりも、内面をいかにナチュラルに表現できるかが大事。内面や中身は歌やダンス、また自分自身が作る歌詞やラップを通じても表れますし、日頃の何気ない冗談や特技にも表現されるものだと思います」と持論を展開した。

また、日本の今のボーイズグループシーンと気になるボーイズグループについて問われたJ.Y. Parkは、「私が日本の音楽を好きになったのは80年代からで、特に好きなアーティストは桑田佳祐さん、サザンオールスターズ、TUBE、安全地帯、チェッカーズ、久保田利伸さん。特定のアーティストと言うよりも、ソウルやR&Bにルーツがあるジャンルの音楽を東洋的にうまくミックスさせた感性を持つ音楽が好きなんですが、そんなアーティストの方々が80年代の日本には多くいらっしゃった。現在の日本の音楽シーンを見ていると、ソウルやR&Bなどよりも、ポップスが盛んでよく作られていると感じます。私たちJYPはよりアーバンなテイストの音楽、ソウルやR&Bに基盤を置いた音楽をお届けしたいと思っています」「最近はEXILEさんの音楽をよく聴いています」と明かした。

オーディション開催都市を回りながら、その地の美味しい食べ物を食べることを楽しみにしているというJ.Y. Park。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

オーディション開催都市を回りながら、その地の美味しい食べ物を食べることを楽しみにしているというJ.Y. Park。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.[拡大]

エントリー部門に新たに作詞・作曲部門を入れた狙いを問われると、J.Y. Parkは「今、全世界にも日本にも多くのボーイズグループが存在しています。従来のボーイズグループのカラーだけでは、多くのグループの中でポジショニングをしていくのは難しい。ですので新しいカラーを打ち出していくことが今後ボーイズグループに求められることだと思っているんですね。自分の価値観を自分の言葉で書いて、曲を作っていく。そのような新しい才能を発見できたらいいなという期待を込めて、この部門を設けました」と説明。さらに「こちらが持っているイメージやアイデア、企画を彼らに被せていくのではなく、選んだ人材が持っている本当のカラーや魅力を引き出して、それをグループのカラーにしていきたいという気持ちがあります」と、結成するグループのイメージについて語った。

デビューグループはデビュー後数年、NiziUと同じく日本を中心に活動していく。その理由についてJ.Y. Parkは「NiziUもそうですが、デビューして直後の2、3年間はまず基盤を置いている地域でファンと頻繁にコミュニケーションを取り、ファン層を築いていくことが大切。Season 2のグループも日本でしっかり基盤を作ったあとに、本格的に世界進出を計画できたらと考えています」と述べた。

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役の村松俊亮氏。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役の村松俊亮氏。(c)Sony Music Entertainment (Japan) Inc./JYP Entertainment.[拡大]

村松氏は「10年以上付き合ってきて彼のプロデュース力の高さ、日本の芸術への造詣の深さを感じていたので、プロジェクトを通じてJ.Y. Parkさんの魅力が日本中に伝わったのが大きな喜びでした」とSeason 1を振り返り、「今回はボーイズグループということで、J.Y. Parkさんご自身がアーティストでありパフォーマーでありますから、体と体がぶつかり合うというか、手取り足取りの熱血指導が見れるんじゃないかと楽しみにしております」「ソニー・ミュージックも全力でこのプロジェクトを推進していきます」と決意を語った。「Nizi Project Season 2 Global Boys Audition」はオフィシャルサイトの応募フォームにて本日7月13日より10月29日17:00までエントリーを受け付け、11月から札幌、仙台、東京、名古屋、神戸、広島、福岡、沖縄、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウルの計11カ所で順次審査が行われる。審査の過程はSeason 1と同様、オーディション番組として2022年の下半期に公開される予定。

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