劇場版『きのう何食べた?』(11月3日公開)の公開初日舞台挨拶が3日に都内で行われ、西島秀俊、内野聖陽、山本耕史、磯村勇斗、中江和仁監督、MCのチャンカワイが登場した。
同作は『大奥』『西洋骨董洋菓子店』などで知られる漫画家・よしながふみによる、累計発行部数500万部の同名コミックの実写化作。2LDKのアパートで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗、通称・シロさん(西島)と、恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二、通称・ケンジ(内野)の毎日の食卓を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微を描く。
紫綬褒章を受章したことが2日に発表された内野は「びっくりしちゃいまして、こういった国の褒章みたいなものが、僕みたいな色々なテレビに出たり映画に出たり演劇をやったりする人間がいただけるなんて。エイプリルフールかと思ったんですけど、秋だったのでどうやら本当だった」と振り返る。
さらに「映画だろうが演劇だろうが1つの役を掘り下げていくのが徹底的に好きな人間なので、掘り下げて掘り下げて提示するものを、もし評価していただけたなら、やってきた甲斐があったなと思いました。コメントで『力強い役から繊細な役まで』と書いていただいて、繊細な役がまさにこのこと(『何食べ』)なんじゃないかなと思います」と語った。
これには西島も「恋人役としてすごく嬉しいです」と祝福。「シーズン1が終わった時にまず内野さんが『もっとやれるよね。俺たち、もっとやれるよね』とおっしゃっていて、もっと深く繊細に演じようと、終わった直後に確認してたんですよね。そのことを思い出して、常に俳優としての理想を求め続けているんだなと改めて思いました」と称賛した。
また、恋人役としてマル秘エピソードを求められると、西島は内野が役作りのために、完全防備で日焼けに気を付けていたことを明かす。さらに内野は西島について「本当にスイーツ好き。さっきも僕のところに『紫綬褒章おめでとう』とプレゼントを持って僕の楽屋に入ってきたら、ここ(口元)に何か付いてるんですよね。『西島さん、ドーナツ食べたでしょ!』って言ったら当たりでした。それくらいこの方はスイーツ好きなんですよ」と暴露。西島は「せっかく『おめでとう』と言ってるのに、『口に付いてる!』『口はいいんですよ!』って」と苦笑していた。
最後に西島は「連続ドラマやって、SPが終わって、なんかもうシロさんとケンジに会えないのかなあと思って、すごく寂しくて。でもこの2人はどこかできっと喧嘩したりしながらも幸せに生きてるんだろうなと思っていたんですけど、映画の話が来て、台本を読んで『ちゃんと生きてる、変わらないんだ』というのがすごく嬉しくて」と感極まったように瞳を潤ませる。「本当にみなさんに応援していただいて、こうやってまた史朗とケンジに会えるという喜びが大きくて、すごく感動したことを覚えています。色々あって大変だったんですけど、全然そんなこと関係なくて毎日毎日楽しくて幸せに撮影してました。ようやく完成して皆さんにお届けできて、本当に嬉しいです」と喜びを表した。
からの記事と詳細
https://ift.tt/3BFJdbi
エンタメ
Bagikan Berita Ini
0 Response to "西島秀俊、『何食べ』映画に感極まる 内野聖陽の紫綬褒章にも「恋人役として…」 - マイナビニュース"
Post a Comment