新展開突入に注目が集まる漫画『呪術廻戦』の最新話が、4月12日発売の『週刊少年ジャンプ』19号に掲載された。今回ついに「獄門疆(ごくもんきょう)」の解き方が明らかになったのだが、五条悟のとんでもない失態まで掘り起こされ、ファンからツッコミの声が殺到している。
※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています
デスゲーム「死滅回游」を攻略するため、呪術界の重要人物・天元のもとを訪れた虎杖悠仁たち。第145話『裏』では、その天元の口から獄門疆の秘密が明かされた。天元は「獄門疆 裏」なるアイテムを所持しており、これをある呪具でこじ開ければ五条を解放できるそう。その呪具こそが「天逆鉾(あまのさかほこ)」と「黒縄(こくじょう)」で、どちらか1つがあれば獄門疆を解除できる。
しかし、これらの呪具を使って五条を解放するという案は、残念ながら実現しなかった。なぜなら天元によると、「天逆鉾」も「黒縄」も五条自身が破壊したか封印してしまったという。
「天逆鉾」は11年前から行方知れずで、「黒縄」も五条が去年すべて消してしまったとのこと。また、乙骨憂太は新たな「黒縄」をアフリカまで探しに行ったというが、残念ながら見つからなかったそうだ。
封印を破るカギを五条自らが台無しにしていた事実に、ネット上では《五条先生、自らキーアイテムをブチ壊す(笑)》《自分で自分の首絞めてやがる》《天逆鉾も黒縄も五条先生が全部破壊してるの笑っちゃうんだけど!》《天逆鉾と黒縄を両方とも自分で潰してて草》《すべての行いが裏目に出続けてる五条悟、さすがに運が悪すぎて笑うしかない》とツッコミの声が相次いでいる。
強すぎる? いわくつきのアイテムたち
今回注目を集めた「天逆鉾」は、過去に伏黒甚爾が所持していた特級呪具。あらゆる術式を強制解除できる力があり、第71話『壊玉-漆-』で甚爾が五条に対して使用していた。甚爾が当時から最強格だった五条を圧倒できたのは、この呪具の力があってこそだと言えるだろう。
また、2つ目の「黒縄」は本編の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』の中に登場したもの。夏油傑の配下・ミゲルが使用していた呪具で、あらゆる術式効果を乱し、相殺できる力をもつ。百鬼夜行の際、ミゲルは夏油から「五条を足止めすること」という無理難題を命じられていたが、この足止めを成功させる要となったのが「黒縄」だった。
つまり「天逆鉾」も「黒縄」も、現代最強の呪術師・五条を窮地に追い込むほどの強力な呪具というわけだ。そんなアイテムだからこそ、二度と使用されないように破壊しておくのも当然の判断なのかもしれない。
2つの呪具には頼れなくなってしまったが、打つ手がなくなったわけではない。天元は、獄門疆を解除するもう1つの方法についても語っていた。これから先、五条の命運はどう転がっていくのだろうか。
文=野木
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』15巻(芥見下々/集英社)
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